佐賀城下(八戸〜高橋)

・のこぎり型の街並み

長瀬町から八戸に向かうと、長崎街道の特徴であるのこぎり型の町並みが目に付きます。南北に平行に建てられた家屋に対して、街道は斜めになっているため、
こうした街並みになっています。その理由は市街戦の際に迎撃しやすい、というのが有名ですが、荷車を置くスペース確保のため、という説もあります。




この辺り、佐賀市景観賞を受賞した邸宅が軒を連ねます。






松梅酒造
松梅酒造



久保薬局
久保薬局



・八戸の地蔵



旅人が必ず手を合わせたといわれる八戸の地蔵。戦時中に金属回収されてしまい、戦後になって石造りの像が再建されました。






西部環状線を渡ると、高橋はもうすぐです。この先、道路がかぎ状に曲がった所にかつて番所がありました。



・高橋

佐賀城下の西の入り口です。国道の橋と平行して、旧道にも橋が架けられています。本庄江を通行する船に支障をきたさないよう、橋げたを高く持ち上げたことから『高橋』の名がつきました。


高橋


・別れの松

別れの松

嘉瀬の刑場に連行される罪人が、この松の下で家族や知人と別れの水杯を交わしました。松の木は代々植え替えられています。





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