・公衆浴場 シーボルトの湯
かつて嬉野は蓮池支藩の領地(飛び地)であり、藩営の浴場が設けられていました。
その後大正12年、ゴシック風建築の浴場が建てられ嬉野のシンボルとなってきましたが、平成17年の地震で倒壊の恐れが出たため止むを得ず解体。
現在は以前の建物を髣髴させる公衆浴場『シーボルトの湯』が建設されています。
・構口跡
嬉野宿には東と西に構口が設けられていました。平時は容易に通ることが出来ましたが、有事の際は防戦の要となるように造られていたようです。
・轟の滝
嬉野宿を出て俵坂番所へと向かうと、轟の滝に差し掛かります。
平地に存在する滝は珍しく、海面が隆起して出来たそうです。
写真の3つの川が合流して塩田川になります。
藩境へ向かうにしたがって、次第に山里深くへと入っていきます。
私が訪れた時はまさに秋たけなわでした。
・俵坂番所跡
公式な検問所で幕府が設けたものを関所、藩が設けたものを番所といいます。
隣の大村藩領には元キリシタンが多かったことから、特にキリシタンの取締りには厳しかったそうです。
しかし役人に『袖の下』を渡すことで番所を通過する番所破りも、半ば公然に行われていたといいます。